活動報告

新年の御挨拶 道食協会長より

謹んで新年のお慶びを申し上げます。

会員の皆様には、日ごろから自主衛生管理の向上に御尽力いただいていることに心より敬意を表しますとともに、当協会の事業に対し格別なる御支援を賜り、厚く御礼申し上げる次第です。

新型コロナウイルス感染症の流行により、約3年間に渡り、私たちは不自由な社会生活を余儀なくされましたが、少しずつではありますが以前の生活を取っり戻してきていると感じております。スポーツの世界でも4年振りに声出し応援が可能となり、野球好きの私としても嬉しい限りです。

北海道食品衛生協会においても、皆様のおかげをもちまして、今年度は概ね計画どおりに事業を進められております。皆様の御理解と御協力に改めて感謝申し上げます。

 

コロナ禍の3年間で私たちは大変多くのものを失いました。やむなく廃業せざるを得なかった営業者のお仲間も数多くおられますし、現在においても、ほとんどの営業者の方が経営状態の回復に日々ご苦労されているのが実態と言えます。また、食品衛生協会においても会員減少の加速化や財源の不足、食品衛生指導員の高齢化等々、様々な問題が表面化するとともに、一方では、令和3年6月から本格施行された「HACCPに沿った衛生管理」の取組みが停滞し、今後の普及啓発活動の活発化が喫緊の課題となっております。

昨年の流行語大賞では、38年ぶりに日本一に輝いた阪神タイガースの「アレ(A.R.E)」が年間大賞に選ばれました。岡田監督は受賞のスピーチで、「アレ」と呼んだのは優勝のプレッシャーをはねのける目的もあったが、「もう少しで何かにたどり着く」という意味を持たせたと言われていました。

「急いては事を仕損じる」という言葉もあります。何事も焦ると失敗しやすいもので、急ぐ時ほど落ち着いて冷静に行動すべきという教訓です。コロナ化で失ったものは大きいけれども、そもそも私たち食品衛生協会の普及啓発活動はすぐに成果が出るものではなく時間を掛けてゆっくり育む性格のものであります。昨

今、食品衛生協会を取り巻く環境は大変厳しい状況にありますけれども、こういう時こそ、「もう少しで」ぐらいの余裕を持った気持ちでアレコレと試しながら取り組んでいくのがいいのではと思った次第です。

2024年は辰年です。「辰」は草木が伸長し、形が整い。活気にあふれている様子を表しているとのことです。本年が皆様にとりまして大きな「伸長」につながる1年となりますとともに、皆様の御商売がより一層繁栄されますことを心からお祈り申し上げまして、年頭の御挨拶といたします。

公益社団法人 北海道食品衛生協会

会長 安宅 修治

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