活動報告

新年の御挨拶~公益社団法人北海道食品衛生協会長より~

 謹んで新春のお慶びを申し上げます。

 会員の皆様には、日ごろから自主衛生管理の向上に御尽力いただきますとともに、食品衛生思想の普及啓発活動等を通じて地域住民の方々の健康増進に寄与されておりますことに、厚くお礼申し上げます。

 昨年は「3密」が流行語大賞に選ばれたとおり、日本中が新型コロナウイルスに振り回された1年となりました。北海道においても、何千人もの方が感染し、多くの方が亡くなられています。被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに、感染拡大防止に日々、御尽力されている行政機関、医療機関のスタッフの皆様に深く感謝申し上げます。

  また、食品関係営業者の皆様におかれましては、営業の自粛や観光客の激減、感染防止対策の実施などにより、経済的にも精神的にも甚大なダメージを受けられたことと推察いたします。一刻も早く感染症の流行が収束に向かい、それぞれの御商売が落ち着きを取り戻せるよう切に願う次第です。

 一方、北海道食品衛生協会においても、春から夏にかけての数か月間、知事、市長から指定を受けた食品衛生責任者講習会の中止を余儀なくされ、営業者の皆様に大変なご不便をお掛けしました。現在では、各地方食品衛生協会のご努力により、感染拡大防止対策の徹底を図りながら計画的に開催しておりますので、ご理解とご協力の程、宜しくお願いいたします。

さて、本年6月1日からは「HACCPに沿った衛生管理」が完全施行となります。HACCPに沿った衛生管理を実施することにより、施設における衛生管理の見える化が可能となり、食中毒などの事故の発生を防止し、消費者の安全・安心のニーズに応えていくことにつながります。とは言え、HACCPに沿った衛生管理は一朝一夕に完成するものではなく、毎日毎日の積み重ねにより少しずつレベルアップさせていくものです。新型コロナの影響により昨年は十分な準備が出来なかった面が否めないところですが、一遍にやろうとはせず、まずは、自分用の衛生管理計画と実施記録簿を準備するなど、出来るところから一歩踏み出すことが重要と考えておりますので、よろしくお願いします

 最後になりますが、新型コロナとの戦いはまだ暫くは続くと言われています。本年は丑年であり、「牛も千里馬も千里」という諺にあるように、我慢強く、ゆっくり一歩ずつでも確かな歩みで大きな成果に向けて努力を重ねる年になればと思います。皆様の御商売がより一層反映されますとともに、益々のご多幸を心かえあお祈り申し上げまして、2021年の年頭の御挨拶といたします。

 

公益社団法人北海道食品衛生協会

 会長 佐竹 英司

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