活動報告
新年の御挨拶
新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
公益社団法人北海道食品衛生協会長より新年の御挨拶が届いてますので掲載いたします。
新年の御挨拶
謹んで新春のお慶びを申し上げます。
会員の皆様には、日ごろから自主衛生管理の向上に御尽力いただいてることに心より敬意を表しますとともに、当協会の事業に対し格別なる御支援を賜り、厚く御礼申し上げる次第です。
昨年も残念ながら新型コロナウイルスの流行は終息に至りませんでした。現在もオミクロンから派生した新たな変異株が流行するおそれがあり、油断はできない状況とのことです。しかしながら一方では、ワクチン接種が進み、昨年11月には国内メーカーによる飲み薬が初めて承認されるなど治療薬の開発も進められています。今年こそ新型コロナを克服し、営業者の皆様の御商売が通常どおりに回復されることを切に願っております。
北海道食品衛生協会においては、皆様のおかげをもちまして、2月の予算理事会が書面開催となったほかは、新型コロナの感染防止対策の徹底を図りながら、概ね計画どおりに事業を進めることが出来ました。令和3年9月から開始した養成講習会e-ラーニングにつきましても毎月一定数の修了者を出すなど順調に推移しています。営業者の皆様には、選択肢の一つとして御活用いただければと思います。
さて、令和3年6月から「HACCPに沿った衛生管理」が施行されています。新たな衛生管理手法ということで自分には難しいと構えてしまう方もおられるかとは思いますが、これまで普段やってきた衛生管理を記録という形に落とすだけであり、取り組み方法さえ分かれば、そんなにハードルは高くありません。会員の皆様には「HACCPに沿った衛生管理」に継続的に取り組んでいただき、消費者の安全・安心のニーズに応えるとともに、お店の繁栄につなげていただければと思います。
現在、NHKで朝の連続テレビ小説「舞い上がれ!」が放送されていますが、実は私の住む十勝の「帯広空港」に航空大学校の分校があり、ロケ地の一つとなっています。物語は、少し引っ込み思案なヒロインの女の子が空へのあこがれから旅客機のパイロットになることを目指して様々な困難に立ち向かっていくというお話です。
このドラマを観ていて、「飛行機は向かい風を受けて高く飛ぶんや」というセリフが強く耳に残りました。確かに飛行機は追い風の時は早く進めばいいし、向かい風の時は天高く舞い上がることが出来ます。
食品衛生協会は現在、会員減少の問題、電子申請の進展や食品衛生指導員の高齢化等々様々な問題を抱えており、いわば完全な向かい風の中にあります。
しかし、捉え方を変えれば、この向かい風の中でこそ、厳しい環境にどう適応していくのか、皆様と知恵を出し合いながら検討していくことにより、天高くとは言わないまでも一段高見に登ることも出来るのではないかと思った次第です。
2023年は兎年です。皆様にとりまして大きな「飛躍」につながる1年とりなりますとともに、皆様の御商売がより一層繫栄されますことを心からお祈り申し上げまして、年頭のご挨拶といたします。
公益社団法人 北海道食品衛生協会
会長 佐竹 英司